少しだけマニアックなゴルフレポート (プチマニゴルフレポート)

薀蓄(うんちく)2流、腕3流。ゴルフへの愛情だけは1流のゴルファーのブログ。ゴルフギア・メカの薀蓄や練習場の評価など、好き勝手書いてみます。

高反発ドライバーについて考える




投稿日:2015年10月3日 テーマ:ブログ



実家の金沢に帰省したとき、親父からドライバーの買い替えの相談を受けた。


親父は年齢(66歳)の割には飛ぶ方(ドライバーでまともに当たると実測220ヤードくらい・・・ゴルフ場の表示ではなくGPS計測のリアルな飛距離なので、この歳にしてはソコソコ飛ぶゴルファーと言える)で、仲間内でも飛ばし屋と呼ばれているらしい。


そんな親父だが、ゴルフ仲間から「『プチマニ父さん(仮名)』は、高反発ドライバーだからなー笑」というご指摘を受けたとのこと。


親父は息子と違ってゴルフギアに興味がなく、2000年過ぎに発売されたドライバーを10年以上使っている。
しかし、ゴルフ仲間から「ルール違反」の指摘を受けたたものだから、「高反発じゃなくてもちゃんと飛ぶところを見せてやりたい」と鼻息が荒いのだ(^^;)


ハイブリッドオートフォーカス

親父の愛用ドライバー「ハイブリッドデジタルオートフォーカス」(DUNLOP)2001年頃発売




ちなみにこのドライバー、調べてみると「SLEルール適合ドライバー」であった笑(ゴルフ仲間が間違っていたことになりますな(^^;))

(参考)ダンロップのHP
http://golf.dunlop.co.jp/itemindex/sle/sle_list.html





さて、この高反発クラブ問題については、様々な意見、立場、考えがあることは重々承知している。

従来からこの件に関して自分の意見を書こうという気持ちはあったもののなかなか書くキッカケがなかったのだが、今回は丁度よいタイミングなので自分の考えを整理してみたいと思う。




まずは高反発ドライバーの規制について、その歴史から追ってみたいと思う。



●歴史

ゴルフクラブに関しては、近年ゴルフ用品メーカーの開発競争が激化した結果、ドライバーにおけるヘッドの大容量化やクラブフェースの反発係数の大幅な向上などが続いた。

これによりボールの飛距離も飛躍的に向上し、2000年代に入るとゴルフコース設計者が意図しなかったようなロングドライブが相次ぐようになったことから、「クラブの開発に何らかの規制を設けるべきでは」との意見がゴルフ関係者の間でも強くなり、クラブ性能に対しても徐々に規制が設けられるようになっている。


ドライバーについては、まずプロ競技において2003年よりクラブフェースの反発係数値(COR値)の上限を0.83とすることが決定。アマチュアゴルファーに対する規制は地域によって姿勢が分かれ、アメリカ合衆国では全米ゴルフ協会(USGA)が2003年よりアマチュアについてもCOR値の上限を0.83とした一方で、イギリス・日本などR&A管轄下の国では規制開始を2008年からとした。

(以上、Wikipediaより引用)





2000年~2005年といえば、ゴルフをれっきとした「スポーツ」に進化させたタイガーウッズの全盛期でもあり、ゴルフクラブの進化とあいまってゴルファーの飛距離がどんどん伸びていた時期だ。


そこで、SLE(Sprin Like Effect)(俗に言うトランポリン効果)規制が入り、COR値の上限が0.83、ヘッド体積は460ccという規制が設けられたわけである。





私は学生時代(1999年~2003年)はブリヂストンのツアーステージX-500というSLE適合ドライバーを使っていた。


ツアステX500 
ブリヂストンの今は無きブランド「ツアーステージ」X-500
ブリヂストン史上、最高のドライバーというゴルファーもいる名器だが、実は遠藤製作所製である。





当時のドライバーはルール適合のものと不適合のものが混在していた。

例えば、X-500のライバル製品であったミズノの300SもSLEルール適合だったが、同時期に販売されていた300Sの兄弟ブランドの300Eは高反発クラブであった。


ちなみに皆さんがお使いのドライバーがルール適合かは、こちらのR&Aの公式HPより検索が可能だ。


http://www.randa.org/en/Equipment/Equipment%20Search/Conforming%20Drivers.aspx

※あくまでも適合品だけが掲載されている。
不適合のものが「不適合」と表示されていると、よりわかりやすいのだが・・・。








高反発クラブはプロゴルファーが使うことは当然できないのだが、アマチュアにおいてはどうだろうか?

この問題について、JGA(日本ゴルフ協会:アマチュアゴルフの統括組織)はどんな立場かと言うと・・・

http://www.jga.or.jp/jga/html/jga_data/20061019_kisoku.pdf



主なものを抜粋すると・・・

Q1. 2008 年1 月1 日以降に高反発クラブが使用できなくなるのは日本だけですか?
A1. 高反発クラブの禁止は世界統一のゴルフ規則で規定されます。したがって、世界中でプロ、アマ問わず全てのゴルファーにこの規則は適用されます。



Q2. 2008 年以降、高反発クラブを使用して作られたスコアをJGA ハンディキャップ申請用のスコアとして使えますか?
A2.
JGA ハンディキャップ申請用のスコアとして採用することは出来ません。



Q3. 倶楽部で高反発クラブについて使用を認めるようなローカルルールを制定することはできますか?
A3.
高反発クラブそのものがゴルフ規則に不適合クラブとなりますので、倶楽部でその使用を認めるローカルルールを制定することはできません。



Q4. ゴルファーが違反クラブと承知の上で高反発クラブを使用してラウンドすることを倶楽部としてどのように対応すべきですか?
A4. ゴルフ規則に基づいて行われる競技では当然競技失格となります。悪質な場合は懲戒処分を検討すべきです。
しかし、競技とは関係なしにレクリエーションでプレーすることについて、ゴルフ規則は関知しておりません。ただし、スコアは正当なスコアとして採用されません。





このような感じで、JGAも高反発ドライバーに対しては強硬な姿勢を見せている。




さて、これらを踏まえた上で、この高反発ドライバーに対して賛成の意見は大きく次の2つに分類できると思われる。


【高反発ドライバーについて、賛成派の主張】

●ルール違反でもいいから飛距離がほしい飛ばないゴルファー

「別に競技ゴルフに参加するわけでもないし、ルール違反といえども自分で楽しむ分には、飛ぶクラブを使っても問題ないだろ!」


●ゴルフメーカー、ゴルフショップ、ゴルフ工房などのゴルフ道具関係者

「ルール違反でもプライベートなラウンドで飛距離を望むゴルファーに、それをかなえる道具を提供することは悪ではない。」




このように、高反発ドライバー市場は、ゴルフクラブを売りたいメーカー・ショップ・工房と、ルール違反でもいいからお金で飛距離を買いたいシニアゴルファー、両者の思惑が合致したまさにWIN-WINの形態なのである。

最近では、続々と大手ゴルフメーカーも高反発クラブを出しているし、新聞でも「ルール違反の驚愕の飛び!」などと謳う高反発ドライバーの広告もよく目にする。





大変長い前置きだったが、ここから私の考えを述べていこう。

私は「高反発クラブに大反対」である。

ただ、本当にプライベートなラウンドで、一緒にラウンドする人が「別にいいよ」っていうなら、「別に使ってもいいんじゃないの?」というスタンスである。

しかし、そうなった場合、
それはもはやゴルフと似たスポーツなだけであって、決してゴルフではないという事は肝に銘じておくべきだろう。


次に高反発クラブを使うゴルファーの分類を4つのTYPEに分類してみた。

●高反発ドライバーを使用する人の種類

TYPE① 高反発だと知らないで使っている人(過去から買い替えずに使っているだけ)

TYPE② 昔から持っているクラブが高反発だと知っているが、買い換えていないだけの人

TYPE③ 高反発クラブをルール違反とわかっていて購入する人

TYPE④ ルール適合クラブをこっそり反発係数加工して高反発にして使う人

①は無自覚、②・③・④は自覚
①・②は受動的、③・④は能動的
②・③・④はそれぞれ、「周囲に告知している」or「周囲に告知していない」に分類できる。


以下4つのTYPEに分けて意見を述べていく。

TYPE① 高反発だと知らないで使っている人(過去から買い替えずに使っているだけ)
⇒ゴルフクラブについて興味がないゴルファーでは、案外このTYPE①が多いかもしれない。
最近のクラブは進化しているし、早急に適合クラブへの買い替えをオススメしたい。


TYPE② 昔から持っているクラブが高反発だと知っているが、買い換えていないだけの人
⇒TYPE①同様、中古の安いクラブでもよいので適合クラブへの買い替えをオススメしたい。


問題は、TYPE③とTYPE④だ。


TYPE③ 高反発クラブをルール違反とわかっていて購入する人
実際に高反発ドライバーを購入するのは、圧倒的にシニア層が多いようだ。
お金はあるものの飛距離が落ちてきたシニアゴルファーの中には、「お金で飛距離が買えるならいくらでも出す」という方も多いだろう。(実際にトランポリン効果の恩恵が一番大きいのは、ヘッドスピードが遅いゴルファーが多いシニア層のようである)


しかし、飛距離の追求はあくまでもルールの範囲内で行われるべきではないだろうか。


ゴルフにおいて、ルール違反はクラブだけではない。
飛ぶボール、変形グリップ、産卵、過少申告、1mでもOK強制、フェース面に物凄い加工がしてあってバックスピンがかかりまくるウェッジ。。。


ゴルフをレジャーとして捉えれば、基本的に自分が楽しければOKという考え方は間違ってないと思う。ただ、それはあくまでも周囲に迷惑をかけない、周囲の人を不快にさせないという事が大前提なのではないだろうか。


スロープレイで周りに迷惑かけても自分が楽しければ何でもOK。
こういう人は、ゴルフに限らず日常生活全てにおいて、そういう考え方なのだろうと思う。
私は、そういう考え方は好きじゃないし、そういう人とは関わりたくないな。




でも、
仮に歳をとって「過去の飛距離を」って感じで、TYPE③になる気持ちはわからなくもない。(私は絶対にならない自信があるが、TYPE③のようなゴルファーが一定数存在する事実は理解できる。)
だから、もし違反クラブを使うのであれば、本当にプライベートなラウンドで、周囲にオープンにして使ってもらいたい。
もっと言えば、違反クラブを使いたければ全員が違反クラブを使っている組でラウンドすべきだろう。違反クラブを持つもの同士、仲良く競い合ってほしい。




もちろん、違反クラブをコンペで使うのはご法度だ。
仮に、違反クラブを使ってゴルフコンペに参加し、ドラコンや順位賞などをGETしたのであれば返却するくらいの覚悟をもってもらいたいものだ。


ゴルフ業界も、違反クラブと適合クラブの違いが外見でハッキリわかるような取り組み(ロゴを入れるとか)をしてもらいたいものだ。



いろいろ例えを考えたのだが、ゴルフにおいて違反クラブを使うということは、

■ドーピングするのと同じ。
■マラソン大会にローラースケートを履いて出るのと同じ。
■バレないと思ってカツラを被って「俺の髪型イケテルだろ」というのと同じ。
■ボーリングでラインを何メートルも超えてストライクやスペアを連発してドヤ顔するのと同じ。

と私は感じている。




TYPE④ ルール適合クラブを、こっそり反発係数加工して高反発にして使う人
⇒人格を疑うレベルである。


ゴルフは非常に人間性の出るスポーツであることは周知の事実である。

TYPE④のゴルファーは、端的に言えばバレなかったらなんでもやる人(過少申告、卵を産む等々・・・)である。それは当然だろう、なぜなら「周囲にバレずにルール違反をして有利になったり優越感を得たいという人種なのだから。
こういう人とはゴルフはもちろん、プライベートや仕事においても本当に絡みたくないものである。



また、
反発係数加工を堂々と売りにしているゴルフショップや工房はいかがなものかと思う。いくら生活がかかっているとは言え、一ゴルファーとしてのプライドは無いのだろうか?





まとまりがなくなったので、最後に私の意見をまとめておこう。

■ルール違反のゴルフクラブは、たとえプライベートラウンドでも使うべきではない。
■ルール違反のゴルフクラブを使うのがアリならば、それはもはやゴルフではない。
■どうしてもそのようなクラブを使いたいのであれば、同類だけでラウンドすべし。
■周囲にバレないルール違反のクラブ加工を煽るゴルフ関係者は恥を知るべし



親父の話(高反発を指摘されたから早く買い換えたい)を聞いたとき、その感覚はごく普通だと思った。そして、プチマニはそんな親父の息子だから、このような考えなんだろうなーとも思った。


しかし、「お前は飛ばないから僻んでるんだろ?だったらお前も高反発使えよ」と思うような人も世の中には少なからず存在するんだろうなーとも思った。


一方で、私もネットの世界だからこんなに強気で弁慶しているが(^^;)、実際に今後のゴルフ人生でTYPE④の人に出会ってしまったとしても、全く何も言わないだろう。なぜなら、そういう人には関わっても良い事は何一つ無いと思っているから。


この根深い高反発ドライバー問題、読者の皆様はどのようにお考えでしょうか?



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[ 2015/10/03 03:00 ] ブログ | TB(0) | コメント(0)
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